概要
ここ近年はトレーニング時間があまり取れないので、夏はバイクのみ、冬はランニングのみトレーニングしています。
最近は冬なので、ランニングだけを行なっています。今はコーチに定期的にフォームをチェックしてもらっている状態ではないのでセルフチェックできる仕組みがあれば良いなぁと思っていました。
そこで、ちょうど友人が使っていたデバイスが面白そうだったので使ってみました。
“CASIO × asics ランニングフォーム解析デバイス モーションセンサー CMT-S20R-AS” です。
メルカリでもたくさん出品されているので、中古で買って飽きたら中古で売っても良いかなと思います。
デバイスの仕様
通信機能 | Bluetooth® 5.0(Low Energy) |
外部接続端子 | マイクロUSB 端子(USB 充電) |
搭載センサー | 9軸センサー(加速度、ジャイロ、磁気)、気圧 |
GPS機能 | GPS、GLONASS、みちびき対応 |
記録容量 | 約200km(使用状況により変化します) |
電源 | リチウムイオン充電池(内蔵) |
連続稼働時間 | 約20時間(温度25℃で連続使用時) |
本体サイズ | 幅39.9mm×高さ62.1mm×奥行き18.2mm 幅43.7mm ×高さ63.6mm ×奥行き19.6mm(本体カバー含む) |
質量 | 約37g 約44g(本体カバー含む) |
付属品 | USBケーブル、本体カバー、取扱説明書 |
9軸加速度は以下の情報をセンシングできます。
- 加速度センサーのXYZ 3軸
- 角速度センサーのXYZ 3軸
- 地磁気センサーのXYZ 3軸
電池も20時間持つのでトレーニング20回分ぐらいは大丈夫かなと思います。実際に何回か使ってもほとんどバッテリーは減っていませんでした。
実験
スマホの“Runmetrix”というアプリとペアリングして、細かい設定をアプリから行ってから使います。
計測開始をするときにはアプリからスタートボタンを押すかデバイスのボタンを操作します。
計測を開始すると、以下のような画面になります。Stravaのスマホアプリと似たような感じの使い勝手です。
いかんせん、デバイス本体にはボタン1つとLEDインジケーター1つがあるだけなので、現状がGPS補足中なのか、停止中、稼働中、電池切れなどが良くわかりません。。。せめて音がしてくれれば直感的でよいのですが。。。LEDインジケーターは背中に本体を装着してしまうと見れないし、ちょっと騒音があるところでは、背中に装着しているのでアラーム音が全然聞こえません。
なので、使うときは毎回スマホからGPSの状態を確認してスタートを押す感じで使っていました。メイン練習の前と後にスマホを操作しないといけないので不便です。。。。
ウォームアップやクールダウンのときを計測してもあんまり意味がないので計測させないようにしていました。せめてラップで区切れるならばアプリ側で区別できるので良いのですがそのような機能が無いです。
今回、実験でやってみたランは以下です。神宮外苑で4分18秒/kmで10kmのペース走をしたときの内容です。
まず、計測したときのサマリーです。
Garminでは4分18秒/kmと出ていましたが、RUNMETRIXの表示は3分57秒/kmと表示されていて、かなりずれてます。
Smoothnessの値が相対的に低い事がわかります。Stabilityも低いです。改善の余地があることがわかります。
スピードのグラフです。計測を開始した当初からずっと実際より速く出ています。
計測した位置情報の軌跡を見てみると大幅にコースから外れています。毎周回同じようにズレるので何かの電波干渉なのでしょう。
次に、細かい計測した指標を見れるページがあるので見てみます。1kmごとに区切られています。(確かアプリ側の設定で区切る方法は変えられます)
指標は10個ぐらいあります。右に横スクロールをしていく表示です。
左右差がある指標と、左右差が無い指標があります。
上記の各項目の意味は以下のような説明ページに掲載されています。
上記の数字を見てもいまいちよくわかりません。と言うか、細かい改善をするときに参考にする値かと思います。
それより、このアプリで1番面白いと思った機能はこちらです。上記の数字などを元に理想のフォームと自分のフォームをアニメーションで比較できます。
私のフォームは右の着地時の設置時間が長そうです。上体が沈みすぎてるみたいです。それに対応して手首の上下も大きくなっているようです。あと、骨盤が前傾して腰が反ってます。
このアニメーションを見て唖然としました。主観的には左右差はほぼ無いと思っていたのにこんなに違うとは驚きです。まぁ、計測した道は一周1350mの反時計回りなので右側の着地時間が長くなるのかもしれません。
左右に並べてアニメーションを表示できます。重ねた方がわかりやすいです。
フルマラソンの予測タイムが出ます。目標がサブ3に対して、3時間7分29秒と。。。Garmin Foreathelete 945で計測して表示される値とあまり変わらないので精度は良いのかもしれまsね。
実験2
1回目の計測を踏まえて、フォームを意識して走ってみた結果がこちらです。
計測は陸上トラックの400mなので1回目の計測とはRが違うし、路面の反発も違います。シューズは同じです。
スコアは上がり、レーダーチャートのバランスが良くなりました。
まとめ
いつでもフォームチェックできるようになりました。
デバイスの使い勝手があまりよく無いのはちょっと難点です。
腰の部分に装着するので背骨に当たって不快な感じはします。
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