LAZERのVento KinetiCore AFを買いました

機材

概要

Lazer史上最も速いセミエアロロードヘルメット

という謳い文句のヘルメットを買いました。

LAZERとは

ベルギーで100年の歴史を持つブランド「LAZER」

LAZER(レイザー)は、2016年からシマノグループに所属しているベルギーのヘルメットブランドです。シマノは、LAZERのヘルメットやアイウェアを取り扱っています。
LAZERは1919年にベルギーのフランドル地方で創業され、100年を超える歴史があります。シマノグループに所属することで、サイクリストに必要なものが包括的に揃う体制が整っています。

買ったヘルメットのモデル

買ったのはこちらの。LAZERのエアロヘルメット最上位グレードです。

ヴェント キネティコア | Lazer
ヴェントの軽量で、全面的に新しくなった空力設計は、妥協することなく高速化が図られるように設計されています。小さな改善では満足しない人のために開発されたヴェントは、ベルトの簡単な巻き取りによって走行中でもフィット感を変えられるスクロールシス調...

2018年からワウト・ファンアールトが着用しているヘルメットです。

安全性能

このヘルメットは、数年前から耳にしているヘルメットの安全性の規格であるMIPSに対応していません。その代わり、LAZER独自のKinetiCoreによって安全性を向上しています。

MIPSとLazer独自のKinetiCore技術(およびAnti-Intrusion Technology)を比較すると、それぞれ異なる方法で安全性を向上させており、どちらが「より安全」かは使用状況や個人のニーズに依存します。

MIPSとは

MIPS(ミップス)ヘルメットとは、「多方向衝撃保護システム(Multi-directional Impact Protection System)」を搭載したヘルメットのことです。この技術は、転倒時に頭部に加わる回転運動による衝撃を軽減し、脳へのダメージを最小限に抑えることを目的としています。

MIPSの仕組み

  • ヘルメット内に「低摩擦レイヤー」を設け、このレイヤーが外殻と頭部の間でスライドすることで、斜め方向の衝撃を吸収します。
  • 通常のヘルメットは直線的な衝撃に対応する設計が主ですが、MIPSは回転エネルギーを軽減することで、より現実的な事故状況に対応します。
  • この技術は、脳と頭蓋骨の間に存在する「脳脊髄液」の役割を模倣しており、脳への負担を軽減する仕組みです.

特徴とメリット

  • 安全性向上: 回転運動による脳損傷リスクを低減し、特に自転車やスキーなどのスポーツでの転倒時に効果を発揮します.
  • 構造: 外殻、衝撃吸収ライナー、その間に配置された低摩擦レイヤーの3重構造で設計されています.
  • 適用範囲: 自転車用、スキー用、マウンテンバイク用など、多くのスポーツヘルメットに採用されています.

KinetiCoreとは

  • 目的: 衝撃エネルギーを吸収し、頭部へのエネルギー伝達を最小化。
  • 仕組み: EPSフォーム内に「コントロールされたクラッシュゾーン」を設計。これが衝撃時に変形し、エネルギーを効果的に分散。
  • 効果: 回転衝撃にも対応しており、バージニア工科大学のテストでは最高評価の5つ星を獲得したモデルもあります。
  • 利点: ヘルメット自体が軽量化され、通気性が向上。プラスチック使用量も削減されており環境負荷も低い。

比較表

特徴MIPSLazer KinetiCore & Anti-Intrusion
主な保護対象回転衝撃直線衝撃・回転衝撃
技術構造追加レイヤーによる滑り機構内蔵型クラッシュゾーン
軽量性・通気性通常のヘルメットより若干重い場合あり軽量で通気性が高い
アクセサリ装着時の安全性特になしAnti-Intrusion Technologyで保護
評価実績バージニア工科大学で高評価同大学で最高評価モデルあり

開封してチェック

今までの流れの中で、Specialized Evade 3でも良かったのですがちょっと別ブランドのものを試してみたいという気持ちになったのもあります。

私は頭が大きいのでLサイズです。

この内側にある突起部分によってヘルメットが折れたりすることで衝撃を吸収するとのこと。

ヘルメットの内部ワイヤーの伸縮はヘルメット後ろにあるキャタピラーを上下に動かして調整します。

この動きがちょっと鈍くて使いづらいです。これは、普通にダイヤルのEvadeのほうが楽です。。。

一応サングラスを引っ掛ける穴があります。しかし、結構サングラスを広げなきゃいけなかったり、するのと、差し込める穴が小さいので難しいです。。。慣れれば大丈夫かもしれませんが。

Evade(左)との比較。似てる。

内側の比較。

付属品。ヘルメットの入れ物やアタッチメントの交換部品が入っています。

内部の布部分は、塩化銀が入っているようで殺菌性能があるみたいです。これは嬉しいです。このメッシュの部分は濡れると臭くなるので。。。

アジャスターの内部構造の図がありました。360度でちゃんと締め付けられるから良いとのこと。

EvadeのLサイズは285.5gです。

Vento KCは305gです。20gほど重いです。

実際に着用した感じ

20gの重さの違いは感じられませんでした。

空力特性はEvadeの初期型より良くなっている感じがします。風切音が少ないのと、ヘルメットを通して頭に来る風の荷重が少なく感じました。

大きな変化はとりあえず感じないので、ヘルメットの空力的進化は大きくなかったのかなと思います。

売り文句である、風の通りが良いという点に関しては、あんまり感じませんでした。外郭と内部の樹脂のフレーム間に隙間が少ないのであんまり風が抜ける感じはしませんでした。髪が長くて毛量が多いときだからと言うのがあるかもしれません。

まとめ

気分は上がります!

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