概要
- 初めてかすみがうらマラソンを走りました。
- 4年ぶりのフルマラソンです。せっかくなので別府大分毎日マラソンに出場しようかなと思いまして、そのためには公式のマラソン大会で3時間半を切る必要があるので気温は高くなってタイムは期待できませんが公式記録のために出ました。
- 序盤の「坂がきつい」という話は聞いていたのでさほど驚きはありませんでした。それより色々満足度がとても高い大会でまた出たいと思えました!
おすすめ度: ★★★★☆ (ちょっと気温が高いからタイムが狙えないためという理由で。その他は最高!)
リザルト
総合順位: 363/8713 (上位4.1%)
グロス: 03:05:51
ネット: 03:05:22
最後に3分30秒/kmまで上げられるんだったらもっとがんばれよという感じもしますが、このときは精一杯でした。。。
準備編
ターゲットタイムを決めます。4月の冬に比べると気温が高めの時期にフルマラソンをしたことがないのでどの程度のタイム下落を見込むのかよくわからなかったのでVDOTのアプリで計算してみました。一応、パフォーマンスとしては1月30日に走った新宿シティーハーフマラソンのタイムを元に算出してみます。
計算結果は、気温20度では、ハーフマラソンにおいては3秒/kmの下落しか無いとのことです。そして、フルマラソンの予測タイムは2時間55分とのこと。4分10秒/kmペースです。
ということで、あんまり気温は気にしないで良さそうです。
直近3ヶ月ほど続けてきたMIZUNOのサブ3向けのトレーニングメニューの最終日。レース前日は30分ジョギングです。ペース設定は5〜6分/kmでした。この日は終日雨なので仕方がなくちょっと小ぶりになった昼過ぎに走りに行きました。
坂を軽く登ってハムストに刺激を入れておきたいなと思っていたので赤坂御所に走りに行きました。
左カーブをして急な上り部分で、油断してたら足が滑りました。カーブなので横方向に加重がかかりつつ、後ろにかかっていたので斜めにすっぽ抜けました。
日当たりが悪い場所だったので歩道が苔っぽい状態だったっぽくて濡れていて踏み込みのときに足が一気に抜けました。車道から歩道への傾斜もプラスされていたのでかなり急斜面でした。しかも、そういう場所ではつま先でしか着地していないので摩擦が少ないです。
頭も軽く打ちました。痛い。。。よく見ると、柵にも苔が生えてます。所見は軽い擦過傷と打撲です。
指も付いたっぽくて、流血。
赤坂駅から電車で帰ろうと思いましたが、流血していて雨でずぶ濡れの状態で電車に乗るほうが問題ありなので赤坂御所を警備している警察に怪しい目で見られながら走って帰りました。走った感じは、若干違和感はあるけど走れはするから良いかなという感じでした。
こういう怪我って、直後はあんまり痛くないんですよね。。。
夜はあるでん亭のボンゴレビアンコでカーボローディング。おいしい。カーボローディングのときじゃないと心置きなくパスタを食べられないです。
Training statusはこんな感じ。
VO2Maxは62ml/kg/minぐらいです。1年前に比べると4ml/kg/minほど向上しています。すばらしい。Garmin曰くTop 1%とのこと。
当日
ということで、膝の方は曲げると痛いですがとりあえず来てみました。
朝、軽く走ったら1歩1歩が痛いです。しかしながら、走り出したらアドレナリンで痛みを感じなくなることを期待してスタート地点へ。
土浦駅から徒歩5分ぐらいで会場へ。アクセスがめっちゃ良いです。品川駅や東京駅から常磐線で一気に来られるのは非常に便利!帰りは土浦駅始発の常磐線なので座れます!
朝は曇ってますが、昼頃から晴れるっぽいです。涼しくてちょうどよいです。会場も広々していて混雑感は無いです。
お腹に日焼け止めを塗って寒さ対策をしました。でも、これだけだと擦れてしまって落ちて来ちゃいますね。やっぱり、銀色のシートのほうが頼もしいです。
真冬に比べると気温が温かいのでゴミ袋に穴を開けてかぶったり、上着を着てウォームアップをしてから荷物を預けると言った寒さ対策を一切しないで良いので楽です。とっとと着替えて手荷物を預けてウォームアップをしにいきます。
ウォームアップは1kmジョグ、ストレッチ、ウインドスプリント3本で終わり。膝を曲げると痛いのでストレッチは適当に。。。
スタート〜10km
第1ウェーブの集合地点がちょっと遠かったので出遅れました。なので、前から200人ぐらいの位置でスタートしました。
スタート直前に、Auto Lapを設定しておくのを忘れてしまってスタートの号砲が鳴ってから慌てて設定を変更して1kmごとのAuto lapに設定しました。ついでに、フルマラソンのゴール予測タイムを出してくれる設定があったので有効にしました。(これ、便利ですね。)
最初の方は混雑していてペースがなかなか上げられませんでした。横から抜いていく人もちらほらいましたが、あんまり無理はしたくないので我慢しながら走ります。1kmをすぎるとバラけてくるのでサブ3を狙うようなペースの集団で走っていきました。
若干ペースがサブ3より速めでしたが、無理なくついていけそうな感じがしたのでついていきました。膝の方は、着地をするごとに若干違和感はありましたが耐えられる程度の痛みです。
得意の下り坂では振動が大きいのでペースが上げられなかったのが残念です。
序盤にある長めの登り坂も坂トレーニングのおかげでほとんどペースが落ちませんでした。逆に苦手な上りで抜かしていく感じでした。
スタート直後はなぜか発汗がたくさんありましたが5kmすぎあたりからは発汗は無くなりました。
10〜20km
いやぁ、調子がとても良いです。Garminのゴール予測タイムが2時間55分とか表示されてたりしました。
発汗はほとんど無さそうなので給水は殆ど行わず掛水だけしてました。しかし、これがあだとなって、靴が濡れました。
10kmあたりから20kmあたりまでジェルを1本投入。
20〜30km
折返し。
失速しなければ余裕でサブ3って感じだったのでまだ余裕です。掛水をしているときに前側も濡れてしまったので、お腹は触ると冷たくて冷えてますが、腹痛は無いです。
20km〜30kmあたりまでジェルを1本投入
30km〜40km
ちょうど30km過ぎたあたりで足裏が痛くて耐えられなくなって歩きました。
掛水をしたせいで、靴下が濡れて足裏の皮膚が柔らかくなって靴ずれを起こしました。1歩1歩が苦痛です。
普段のトレーニングで足裏は出来上がっていると思っていましたが、濡れることは想定していませんでした。普通の綿素材のソックスだったのも良くないです。全然乾きませんし水を排出しません。
30km以降は、この靴ずれによる痛みとの戦いです。着地の衝撃が大きくなると痛みも大きくなるのでペースが上げられません。かといって遅いペースで走っていても痛みは増幅します。なので、歩いたり走ったりの繰り返しです。
拇指球あたりに靴ずれがあるので、小指側を使うように走ったり、右足を主軸にして走っていたらあちこちの筋肉にも疲労が溜まってきてしまいました。
足攣りはありませんでしたが、とにかく辛かったです。30km地点で、「あと10kmもこれが続くのか・・・」と思ったときの絶望は計り知れません。。。。
最終的には、苦痛の1時間を過ごして最後はゴールです。
ゴール後
とにかく早く膝と靴ずれの治療をしたかったので荷物を取りに行って芝生で寝っ転がって処置。
膝に関しては、もらったポカリスエットを飲み干して、トイレで水を入れて患部を洗ってサージカルテープを貼ります。膝を曲げると痛いので伸ばしっぱなしです。階段の上りが辛いです。よくこんなので走れたなぁと思います。
靴ずれに関しては、着地のたびに思いっきり肌をつねられているような状態。。。
ゼッケンを留めている安全ピンで穴を開けて水を出します。そのあとは乾燥させて柔らかくなってしまった肌を固めます。
お天気は五月晴れです。めちゃくちゃ天気が良いです。虫も居ないし、湿度が低いし最高です。
(この後ゲリラ豪雨があったようですが)
真ん中あたりのテントには食べ物の模擬店が15軒ぐらい出てました。歩くのが辛いので行けません。。。
結構、脱水していたようなので給水。この後も追加で2Lぐらい給水しました。
まとめ
序盤で掛水した時にシューズが濡れてしまい、30km過ぎてから足裏の皮が水膨れで一歩一歩が激痛!これだけボロボロなコンディションでも2nd bestの記録だったのでもったいない気持ちです。
ボランティアや沿道の方の応援がとても頼もしかったので頑張れました。30km付近の私設エイドのコーラは最高に美味しかったです。
別府大分の応募資格は取れたからよかったです!
マラソンにおいても、濡れても排水する靴下で行く。
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