Aeroad CF SLX 8 AXS の灯火類セットアップと初ライド

概要#

ガラスコーティング の完全硬化を待って、いよいよ初ライドへ。装備を一通り付けて、いつもの皇居コースで Aeroad CF SLX 8 AXS のファーストインプレッションをまとめます。

これまでの Canyon Aeroad CF SLX 8 AXS 関連エントリ:

なお、ガラスコーティング施工中に SRAM Force AXS のクランクを分解した際、巷で「パワーメーターごと交換が必要」と言われていた チェーンリングとパワーメーターは実は分解可能 ということが分かりました。詳細は ガラスコーティング記事の該当節 を参照。

ライド前の屋外撮影#

ガラスコーティングが乗ったボディの仕上がりを屋外で確認。室内 LED 照明と違って、太陽光の下だとメタリックフレークの粒立ちと、コーティングによる光沢の深みがよく分かる。

屋外撮影 1

屋外撮影 2

SRAM AXS + Garmin Edge 530 ペアリング#

フロント/リアディレイラーは Garmin Edge 530 と問題なくペアリング完了。

ただし AXS コンポからは ギアのポジション (前後の段数) しか送信されない ため、サイコン側で 前後ギアの歯数 (例: 48-35T / 10-30T 12s) を事前に設定しておく必要があります。これを入れておくとサイコン上で ギア比 が自動計算されて表示される。

Garmin Edge 530 にギアポジションが表示される

灯火類のセットアップ#

フロントライト: OLIGHT RN1500#

フロントライトは前バイクから引き続き OLIGHT (オーライト) RN1500。やや高額ですが、バッテリーの持ちが長く、最大 1500 lm の明るさ で街灯のない深夜ライドでも十分。

Aeroad の一体型コックピット (CP0048 PACE T-Bar) は前面がフラットで、ライトを着けても出っ張りが少なくスッキリ収まる。サードパーティの Rec-Mounts サイコンマウント (購入記事参照) と共締めできるアダプターで、空気抵抗になりにくい位置に固定。

前方ライトの取付位置

テールライト: ROCKBROS#

テールライトは今回 ROCKBROS のものを新調しました。

シートポストにゴムバンドで固定するタイプ。なぜ新調したのか今となっては忘れたが、形状が小型で目立たないのは気に入っている。

実は、以前使っていた OLIGHT のテールライト も付属のゴムマウントで装着できる。同じ系統で揃えるなら OLIGHT 一本でも問題ない。

リアセクションとテールライト

実走行 — 皇居 4 周#

いつもの皇居コースを 4 周ほど (約 20km)。市街地〜信号〜短いアップダウンが混在する、新しい機材の感触を試すには手頃なコース。

皇居走行

下ハンドルを握ってのダンシングでは、上部ブラケットが視界に干渉しないのでバイクを左右に振りやすい。フレアハンドルの「攻めるポジションだけが楽」という割り切りが効いてくる場面。

フレアハンドル/下ハンを握って

帰り道、麻布台ヒルズで撮影。

麻布台ヒルズで撮影

前方投影面のチェック。ケーブル類が一切露出せず、ステム周辺の出っ張りもないのでシルエットがスッキリ。

前方投影 - ケーブル類がなくスッキリ

コックピットを正面から。

コックピット正面

ドライブトレイン。SRAM Force AXS + Zipp 404 の組み合わせ。

ドライブトレイン

リアディレイラー。SRAM は標準でプーリーが大きめで、効率が良いと言われる構造。

リアディレイラー (大径プーリー)

リア周り。サドルは標準装着の Selle Italia SLR Boost Superflow S だが、初ライドで違和感が無かったのでしばらくこれで様子見。

リア周り・サドル

ファーストインプレッション — SL5 との比較#

8 年連れ添った Specialized S-Works Tarmac SL5 (以下 SL5) からの乗り換え。違いを 4 つの切り口でまとめる。

1. 「空気の壁」が消えた — エアロ効果#

最も驚いたのは、30km/h を超えてからの空気抵抗の少なさ

私は機材抵抗を測るときの感覚指標として、「ブラケットを握る人差し指と親指の付け根 (水掻き部分) に、前方から押し込まれる力」を使っている。

  • SL5: 速度が上がるにつれて、この前方からの圧力が指数関数的に増していくのが分かった
  • Aeroad: 35km/h、40km/h と加速しても この圧力がほとんど増えない

まるで空気が綺麗に後ろへ抜けていく感覚があり、高速巡航時の速度維持が格段に楽。ケーブル完全内装 + Zipp 404 (58mm ハイトホイール) + フレーム形状 の相乗効果は、体感レベルで明らか。

2. 登坂 — 重量増を上回るエアロ効率#

Aeroad CF SLX 8 は、最上位の CFR に比べると数百グラム重く、軽量に振り切っていた SL5 に比べれば不利なはず。

しかし実際に登ってみると、重量による「重さ」はさほど感じない。むしろ登坂中でも発生する前方からの抵抗が削減されている分、トータルの進み具合は SL5 と遜色ない印象。極端な激坂でない限り、エアロ性能の恩恵の方が大きい と感じる。

3. ハンドリング — クイックな「戦闘機」の操作感#

ルックスだけでなく操作感も「戦闘機」。

  • 低速時のハンドリングはクイック: 路面状況をダイレクトに拾いすぎるきらいがある。おそらくフォーク角が立っていることが主因。SL5 の安定したハンドリングに慣れていると、最初は少し怖さを感じるかもしれない。
  • 付属のフレアハンドル (CP0048 PACE T-Bar) は上ハンドルの幅が狭い: リラックスして上ハンを握ると安定性に欠ける。一方で 下ハンを握るとスプリントしやすく、「常に攻めるポジション」を要求してくるバイク。

ロングライドより、レース / ハードな練習向きの性格。

4. 快適性とブレーキ — ディスクの恩恵と SRAM の癖#

快適性: 路面からの突き上げは SL5 と同等か、タイヤ幅が広がった分 (25 → 28mm) むしろマイルド。チューブレスレディ + 28mm の組み合わせは振動吸収面で確実な進化。

ディスクブレーキ: リムブレーキ時代に必要だった「速度域に応じた引きしろの微調整」が完全に不要。常に一定の減速感 が得られるのは大きなメリット。雨天時の安心感も段違い。

SRAM 特有の癖: 強めにブレーキをかけたときに、ディスクのバリがパッドに当たるような 「ゴリゴリ感」 がある。これは初期のローター慣らしが終わっていないだけかもしれないので、後日 ローターのバリ取り で改善を試みる予定。

ネクストアクション#

  • ポジション微調整: ジオメトリと各パーツのサイズが変わっているので、SL5 のポジションをコピーしただけだとまだしっくり来ない。乗り込みながら追い込む。
  • ローターのバリ取り: ブレーキの「ゴリゴリ感」対策。
  • 長距離での再評価: 短距離 (皇居 4 周 ≒ 20km) では掴みきれない、ロングライドでの疲労度・ポジション耐性をチェック。
  • 詳細インプレ: もっと乗り込んでから追って書く予定。
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