高タンパクヨーグルト成分まとめ【2026年8月版】オイコス・パルテノ・スキル・ザバス

結論から#

先に結論を書きます。2026年8月時点で、私が目的別に選ぶならこの3つです。

  • 1個あたりのタンパク質量を最優先するなら: オイコス 高吸収タンパク質18g プレーン・砂糖不使用(1個170gでタンパク質18.0g、脂質0g、100kcal)
  • 無糖で毎日続けるなら: オイコス プレーン・砂糖不使用(1個123gでタンパク質13.0g、72kcal)
  • 価格を重視するなら: トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン(1個110gでタンパク質11.8g、本体価格128円)。単価だけなら同じトップバリュの375gカップがさらに安いです

以前、ヨーグルト成分まとめという記事で同じ調査をしたのが2018年でした。当時は「ギリシャヨーグルト=水切り製法で濃縮したもの」しか選択肢がなく、比較表もその中で完結していました。

8年経った今、売り場はまったく別物になっています。この記事では2026年8月時点で入手できる主要23商品を、各社の公式サイトが公表している栄養成分値から並べ直しました。

2018年から何が変わったのか#

一番大きな変化は、「高タンパクヨーグルト」が水切り製法だけのカテゴリではなくなったことです。現在は大きく4つの系統に分かれています。

  1. 水切りギリシャヨーグルト — オイコス、パルテノ、トップバリュなど。ヨーグルトから乳清を抜いて濃縮するので、タンパク質が2〜3倍になります
  2. アイスランド系のスキル — 日本ルナのイーセイ スキル。ギリシャヨーグルトと同じ濃縮系ですが、約3倍濃縮でタンパク質量はさらに上です
  3. プロテイン強化タイプ — ザバス MILK PROTEIN ヨーグルトなど。濃縮ではなく、ミルクプロテインを後から加えて成分を作り込んでいます
  4. プロテインドリンク — オイコスの240mlタイプ。カップではなく飲料の形で1本18〜25gを摂れます

つまり「ギリシャヨーグルトかどうか」で選ぶ時代は終わっていて、成分表を見て選ぶ時代になっています。特に3番目のプロテイン強化タイプは、水切りという物理的な制約から自由なぶん、タンパク質量と糖質量を設計で決められるのが強みです。

なお本記事の数値は、すべて2026年8月時点で各メーカーが公式サイトに掲載している値です。リニューアルで変わりやすいので、購入時は手元のパッケージ表示を確認してください。実際、2018年の記事に載せたトップバリュの値(67kcal/タンパク質11.9g)は、現在の公表値(63kcal/タンパク質11.8g)とわずかに違っています。

比較表1: 無糖・プレーンの濃縮タイプ#

まずは無糖で毎日食べる用途の6商品です。P率は、総カロリーのうちタンパク質由来が占める割合(タンパク質g×4÷kcal)で、高いほど「余計なものが入っていない」ことを意味します。

商品名容量kcalP (g)F (g)C (g)P率100gあたりP
トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン110g6311.80.23.575%10.7g
オイコス プレーン・砂糖不使用123g7213.004.472%10.6g
オイコス 高吸収タンパク質18g プレーン・砂糖不使用170g10018.006.172%10.6g
スキル プレーン砂糖不使用125g8714.40.36.666%11.5g
パルテノ 脂肪ゼロ プレーン砂糖不使用100g6811.005.265%11.0g
パルテノ プレーン砂糖不使用100g9910.24.34.941%10.2g

P率で見るとトップバリュが75%でトップです。ただし1個あたりの絶対量ではオイコスの170gカップが18.0gと頭ひとつ抜けています。「1個で何g摂れるか」と「1kcalあたり何g摂れるか」は別の指標なので、目的に応じて見る列を変えてください。

表の最下段にあるパルテノのプレーン(脂肪ゼロではないほう)だけP率41%と低いのは、乳脂肪分が4.3g残っているからです。味は濃厚でおいしいのですが、減量期にはひとつ上の脂肪ゼロを選ぶほうが合理的です。

比較表2: プロテイン強化タイプ#

2018年には存在しなかった系統です。水切りではなく、乳原料のタンパク質を高めたり、ミルクプロテインを配合したりして成分を作っています。

商品名容量kcalP (g)F (g)C (g)P率100gあたりP
ザバス MILK PROTEIN ヨーグルト 脂肪0 低糖質125g8515.006.471%12.0g
よつ葉 たんぱくリッチ0 プレーン加糖100g8410.6010.550%10.6g
トップバリュ 脂肪をひかえたプロテインヨーグルト375g68※8.3※0.2※8.4※49%8.3g

※トップバリュのプロテインヨーグルトのみ100gあたりの表示です。375gの大容量カップなので、1食150gなら約12.5gのタンパク質になります。

ザバスは100gあたり12.0gで、この記事で調べた中では最高値でした。しかも脂質0g、糖質6.0gに抑えられていて、ビタミンB6とビタミンDも入っています。数字だけを見るなら、これが現時点の最適解です。

比較表3: 加糖・フレーバータイプ#

味がついているぶん糖質は増えます。ただ、ある程度の糖質がないと味がなくて飽きてしまい、続かなくなります。糖質そのものが欲しいというより、毎日食べ続けるために必要な要素だと考えています。

商品名容量kcalP (g)F (g)C (g)P率
オイコス ピーチ113g8510.1010.748%
オイコス マンゴー113g8510.1010.848%
オイコス メロンミックス113g8410.1011.048%
オイコス ストロベリー113g8710.2011.047%
オイコス ブルーベリー113g8710.1011.346%
オイコス プレーン・加糖123g9511.0012.446%
オイコス レモン&ハニー113g8910.1011.745%
スキル 華やかバニラ80g718.00.29.345%

オイコスのフレーバー系は、どれを選んでもタンパク質10g前後・脂質0g・糖質11g前後にきれいに揃えられています。味で選んでも成分がほとんど動かないのは、地味ですがありがたい設計です。

比較表4: プロテインドリンクタイプ#

カップを食べる時間すらない日のために、飲料タイプも押さえておきます。

商品名容量kcalP (g)F (g)C (g)P率
オイコス プロテインドリンク PRO リッチバニラ240ml13825.009.672%
オイコス プロテインドリンク ストロベリー/ヘーゼルナッツ&チョコ240ml12018.0012.060%
オイコス プロテインドリンク カカオ/カフェラテ/バナナ240ml12518.0013.258%

PROのリッチバニラは1本で25gです。これはプロテインパウダー1スクープとほぼ同等の量で、しかも脂質0g。ロングライドから帰ってきて、固形物を噛む気力がないときに冷蔵庫にあると助かります。

参考: 普通のヨーグルトと比べるとどれだけ違うのか#

比較の基準として、ごく普通のプレーンヨーグルト(脂肪0タイプ)を置いておきます。

商品名容量kcalP (g)F (g)C (g)P率
明治ブルガリアヨーグルト LB81プレーン脂肪0100gあたり414.106.140%

100gあたりタンパク質4.1gに対して、濃縮タイプは10〜12g。約3倍です。腸内環境のためにヨーグルトを食べているだけなら普通のもので十分ですが、タンパク質補給を目的にするなら、この差は無視できません。

全商品ランキング: タンパク質量が多い順#

ここまで系統ごとに見てきた商品を、タンパク質量が多い順に並べ直しました。カップ1個と240mlのドリンク1本では1食の形が違うので、部門を分けています。

高タンパクヨーグルト20商品をカップ部門とドリンク部門に分け、タンパク質量が多い順に並べた横棒グラフ。カップの首位はオイコスの170gカップで18.0g、ドリンクの首位はPROリッチバニラで25.0g

カップ部門の1位はオイコスの170gカップで18.0gでした。2位がザバスの15.0g、3位がスキルの14.4gで、上位3つはメーカーも系統もばらばらです。水切りギリシャだけを見ていると取りこぼす、というのがこの並びからよくわかります。

オイコスのフレーバー系が10.1g前後に固まっているのは、シリーズとして成分を揃えて設計しているからです。フレーバー系から選ぶ限りタンパク質量ではほとんど差がつかないので、味の好みで決めて問題ありません。

ドリンク部門はPROのリッチバニラが25.0gで、カップも含めた全体の最大値です。ただし240mlの液体なので、カップと同じ感覚で飲むとカロリーも一緒に増えます。

一番下に参考として置いた普通のプレーンヨーグルト脂肪0は、100gあたり4.1gです。上位のカップは1個で15〜18g摂れるので、同じ「ヨーグルトを1個食べる」でも中身がまったく違います。

PFCバランスをグラフで比較#

タンパク質量だけでなく脂質と炭水化物も含めて、主要12商品を100gあたりに換算して並べたのがこのグラフです。緑(タンパク質)が長く、赤(脂質)が短いほどトレーニング向きになります。

高タンパクヨーグルト12商品のPFCバランス比較グラフ。100gあたり換算でタンパク質・脂質・炭水化物を横棒で並べたもの

一番下の参考値(ブルガリア脂肪0)と比べると、上位陣の緑の棒がどれだけ長いかが一目でわかります。逆に、よつ葉のたんぱくリッチ0とスキルの華やかバニラは青(炭水化物)も長く、加糖タイプの性格がそのまま出ています。

コスパはどう考えるか#

タンパク質1gあたりいくらかかるのかを、価格が公表されている商品について計算しました。安い順に並べています。

商品名価格(税込)タンパク質タンパク質1gあたり価格の出典
トップバリュ 脂肪をひかえたプロテインヨーグルト 375g321.84円31.1g約10.3円公表価格
トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン 110g138.24円11.8g約11.7円公表価格
ザバス MILK PROTEIN ヨーグルト 脂肪0 低糖質 125g221円15.0g約14.8円ザバス公式サイトの希望小売価格
よつ葉 たんぱくリッチ0 プレーン加糖 100g185円10.6g約17.5円よつ葉乳業公式ショップ
パルテノ 脂肪ゼロ プレーン砂糖不使用 100g201円11.0g約18.3円森永乳業の希望小売価格
パルテノ プレーン砂糖不使用 100g201円10.2g約19.7円森永乳業の希望小売価格
【参考】明治ブルガリアヨーグルト LB81プレーン脂肪0 400g324円16.4g約19.8円明治の希望小売価格

※パルテノの2品(税別186円)とザバス(税別205円)は税別が公表値なので、税込に換算しています。パルテノは2026年8月1日出荷分からの改定後価格です。

高タンパクヨーグルト6商品のタンパク質1gあたりの価格を割安な順に並べた横棒グラフ。最安はトップバリュのプロテインヨーグルト375gで約10.3円、参考に置いた普通のヨーグルトは約19.8円

面白いのは、上位3商品が参考に置いた普通のプレーンヨーグルトより安いことです。高タンパク商品は割高だと思われがちですが、タンパク質1gあたりで見ると逆転しています。タンパク質を目的にヨーグルトを食べるなら、普通のヨーグルトを選ぶ理由は価格の面でもあまりありません。

一方でよつ葉とパルテノは17〜20円で、普通のヨーグルトとほぼ同じ水準でした。この2つは単価ではなく、味や食感で選ぶ商品だと思います。

なお、価格そのものもよく動きます。ザバスは2024年の発売時が税込199円でしたが、現在の公表値は税別205円(税込221円)です。パルテノも2026年8月1日出荷分から税別176円が186円に上がりました。単価の順位は変わっていませんが、金額は半年で古くなると思ってください。

傾向として、大容量カップのほうがタンパク質単価は安くなります。毎日食べるなら375gのような大容量カップを買って、自分で取り分けるのが一番安上がりです。

なお、私が毎日食べているオイコスと、スキルはメーカーが価格を公表していません。実売価格も、まとめ買いとコンビニでは1個あたりが倍近く変わります。同じ土俵で比べられないので、この表からは外しました。

ただし正直に言うと、私は大容量を買っても取り分けるのが面倒で続きませんでした。1個ずつのカップは割高ですが、「開けたら食べ切る」という手軽さにお金を払っていると考えると、そこまで悪い買い物ではないと思っています。

私の食べ方: 朝食にオイコス+オーツ#

正直に言うと、私が毎朝食べているのは無糖ではなくフレーバー系の113gカップです。ストロベリーやブルーベリーを、その日の気分で選んでいます。

数字だけを見れば、プレーン・砂糖不使用の123gのほうがタンパク質は多くて糖質は少ないです。それでもフレーバーを選ぶ理由は単純で、そのほうが続くからです。無糖を義務感で食べるより、おいしいと感じるものを毎朝続けるほうが、年間で摂れるタンパク質の総量は結局のところ多くなります。

そして個人的な工夫として、カップにオーツを入れて食べています。オイコスのフレーバー系は1個85〜90kcal程度なので、そのままだと朝食としては軽すぎて、午前中のうちにお腹が空いてしまうからです。オーツを加えると食物繊維と糖質が足されて腹持ちが変わりますし、ヨーグルトの水分を吸ったオーツがふやけて、ちょうど良い食感になります。

朝練がある日は、練習前ではなく練習後に食べています。オーツを入れたぶん消化に時間がかかるので、走る直前に食べるとお腹が重くなるためです。この使い分けはトレーニング期の食事管理にも書いたとおりで、タイミングを間違えると良い食材も裏目に出ます。

目的別の選び方#

減量期#

P率の高い無糖タイプを選びます。トップバリュ ギリシャヨーグルト プレーン(75%)かオイコス プレーン・砂糖不使用(72%)が候補です。どちらも脂質はほぼゼロで、1個あたり63〜72kcalに収まります。

トレーニング直後のリカバリー#

ここはフレーバー系を選びます。糖質を積極的に摂りたいからではなく、ある程度の糖質がないと味がなくて飽きてしまい、続かなくなるからです。オイコスのフレーバー系なら、1個でタンパク質10g前後と糖質11g前後になります。長時間の練習後についてはレース中のエネルギー補給にも書きました。枯渇したグリコーゲンを戻す局面なので、この程度の糖質を気にする必要はありません。

就寝前#

脂質が少なくタンパク質が多いものを、量を抑えて摂ります。パルテノ 脂肪ゼロの100gカップ(68kcal)くらいのサイズ感がちょうど良いです。

移動中やレース遠征#

カップは持ち運びにくいので、オイコスのプロテインドリンクが便利です。1本で18〜25g摂れて、スプーンも要りません。ただし要冷蔵なので、遠征先で買い足す前提にするなら、現地の売り場に置いてあるかは事前に調べておいたほうが安全です。

よくある質問#

ギリシャヨーグルトと普通のヨーグルトは何が違うのですか#

製法が違います。ギリシャヨーグルトは乳清(ホエイ)を抜く水切り製法で、ヨーグルトを2〜3倍に濃縮したものです。この記事で調べた範囲では、普通のプレーンヨーグルト(脂肪0タイプ)が100gあたりタンパク質4.1gなのに対して、濃縮タイプは10〜12gでした。

プロテインパウダーの代わりになりますか#

完全な代わりにはなりません。パウダーなら1スクープで20〜25gを100円前後で摂れるのに対して、ヨーグルトはタンパク質1gあたり10〜20円かかります。単価ではパウダーに勝てません。私も今のところパウダーは使っておらず、タンパク質はヨーグルトと普段の食事で賄っています。カルシウムや乳酸菌が一緒に摂れる点、そして「食事として満足できる」点がヨーグルト側の価値だと考えています。

1日にどれくらい食べれば良いですか#

一般的に、持久系アスリートのタンパク質摂取目安は体重1kgあたり1.2〜1.6g程度とされています。体重70kgなら1日84〜112gです。ヨーグルト1個で摂れるのは10〜18gなので、全体の1〜2割を担う位置づけになります。ヨーグルトだけで賄おうとせず、主菜や卵と組み合わせるのが現実的です。

脂肪ゼロと普通のもの、どちらを選ぶべきですか#

減量期なら脂肪ゼロ、増量期や味を優先したいときは普通のもので良いと思います。パルテノで比べると、脂肪ゼロは68kcal・脂質0gに対して、通常タイプは99kcal・脂質4.3gでした。タンパク質量はほぼ同じなのに31kcal違うので、毎日続けるなら差は無視できません。

表の数値はいつまで信用できますか#

リニューアルのたびに変わります。この記事はあくまで2026年8月時点の各社公表値です。実際、オイコスは2025年3月にプレーンタイプを113gから123gに増量してタンパク質を12.0gから13.0gに引き上げていますし、トップバリュも2018年当時の表示から数値が動いています。半年から1年に一度は確認し直すつもりです。

まとめ#

  • 2018年から8年で、高タンパクヨーグルトは水切りギリシャだけでなく、スキル・プロテイン強化・ドリンクの4系統に広がった
  • カップ1個あたりのタンパク質量ならオイコス170gの18.0g、100gあたりならザバスの12.0gが最高値。ドリンクまで含めるとオイコス PRO リッチバニラの25.0gが最大
  • カロリー効率(P率)ならトップバリュ ギリシャヨーグルト プレーンの75%が最高値
  • 普通のプレーンヨーグルト脂肪0(100gあたり4.1g)と比べると、濃縮タイプは約3倍のタンパク質を含む
  • タンパク質1gあたりの単価では、上位3商品の10〜15円に対して普通のプレーンヨーグルトが約19.8円。高タンパク商品のほうが割安だった
  • タンパク質単価は大容量カップのほうが安いが、続けやすさを買うなら小分けカップにも合理性がある
  • 数値はリニューアルで変わるので、購入時はパッケージ表示を確認するのが確実

なお、2018年に撮った各商品の成分表示の写真はヨーグルト成分まとめにそのまま残してあります。当時と今で何が変わったのかを見比べたい方はどうぞ。

皆さんがどの商品を常用しているのかも知りたいので、おすすめがあれば教えてください。

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